貸借対照表と損益計算書の関係を考えるために、
お財布の中身と日常の出費を使って解説を試みます。 

(とある日曜日の昼) 
・Aくんのお財布には15,000円入っています。
・Aくんは先週、Bさんに2,000円借りています。
・Aくんの今日の予定は、これからパチンコに行って、
 夜にはBさんと一緒にごはんを食べることになっています。

 [貸借対照表] ※もともと持っていたお金の内、借りた分以外を資本金としています。
   現金  15,000円  借入金   2,000円
             資本金   13,000円 
             合計  15,000円

(パチンコの結果)
・Aくんは4時間のパチンコの結果です。10,000円を投入した後、
 当たりを引いて、結果として30,000円を得ました。

 [パチンコの損益計算書] ※Getしたお金を売上、最初に投入したお金を費用としています。
   売上 30,000円
   費用 10,000円
   利益 20,000円

 [パチンコ後の貸借対照表]
   現金  35,000円  借入金  2,000円
             資本金 13,000円
             利益   20,000円
             合計  35,000円

(夕食にて)
・Aくんはパチンコで勝ったことに気を良くして、Bさんに2,000円返し、
 さらに夕食をおごりました。夕食の代金は2人で5,000円でした。

 [Bさんにお金を返した後の貸借対照表]
   現金  33,000円  資本金 13,000円
             利益   20,000円
             合計  33,000円

 [夕食の収支] 
   売上     0円
   費用  5,000円
   利益 △5,000円

 [夕食後の貸借対照表]
   現金  28,000円  資本金 13,000円
             利益   15,000円(=20,000円-5,000円)
             合計  28,000円